ロシア科学アカデミー・スミルノフ物理学派論文審査員:ドクター佐野千遥
時間軸の虚数1つ取り去ると相対性理論、量子波動方程式、ビッグバング論の三つ巴崩壊を証明!スミルノフ学派Dr佐野千遥
第3節で使う数式は高校1年生の数1を知っているなら全て完璧に理解できるものばかりである。
「正統派」現代物理学に対する批判の主力は、完全に全部誤謬の「正統派」現代量子物理学に向けられるべきである事は今までも何度も論じた。「正統派」現代物理学の二本柱の中のもう一つの柱である相対性理論の創始者であるアインシュタインは正しい事も誤った事も混ぜこぜに述べた人である。物理学に対するアインシュタインの貢献は物理的な最も基礎的なパラメーターである時間、空間距離、質量たりとも速度によって変化する事、空間図形の構造(本当はアインシュタインがその存在を否定した空間内に充満している真空エーテルが持つ図形構造であるが)の違いが積極的に違った物理現象を引き起こす事を世界史上初めて提起した点にある。
アインシュタインとその後の相対性論者達は連続実数値の世界観から無意識の中に「一様宇宙」の宇宙論に至ってしまったために、ブラックホールが引き起こす反エントロピー現象や今世界中で実験されている向き付け不可能なトポロジーを持つメービウスの帯なる幾何学図形を使った反エントロピー異常現象に全く対処できないでいる。
ミンコフスキー空間の時間軸ictの虚数iを取り除いてctとすると、相対性理論、量子波動方程式、ビッグバング論が三つ巴に崩壊する事を以下に論証する。
第1章:アインシュタイン特殊相対性理論批判!真の特殊相対性理論は
第3節:ミンコフスキー空間の時間軸虚数を取り去ると相対性理論、量子論波動方程式、ビッグバング理論のフリ-ドマン方程式が全て崩壊する
以下に第1節と同じローレンツ変換と出だしの記述は同じだが、途中からミンコフスキー空間の時間軸ictの虚数iを取り除いてctとした場合の詳細説明に移る。
アインシュタインとその後の相対性論者達がブラックホール等一様でない空間構造が引き起こす反エントロピー異常現象に全く対処できないその根源的原因は、先ずアインシュタインの特殊相対性理論の拠って立つローレンツ変換が反エントロピー異常現象に全く対処できない一様でない空間構造に対処できない所に有る。
そこで先ずその特殊相対論の根幹に有るローレンツ変換をもう一度見直す。
現状のアインシュタイン特殊相対性理論に於けるローレンツ変換をもう一度見直す。
光が時刻t=0に座標系∑’の原点(0,0,0)から全方位に向けて発されたとする。この同じ光を運動する座標系∑から観察した場合、どのように振舞うかを見るために、時空間座標の座標系間の変換式を求める。光は全ての観測者にとって同じ速度cで進むものとする。
x^2 + y^2 + z^2 = (ct)^2 (1)
x’^2 + y’^2 + z’^2 = (ct’)^2 (2)
とアインシュタインはした。ここで左辺は座標原点の移動距離を表しているのに、右辺はその間に光が進んだ距離を表しているのだから、そこには差異が有る筈なのに等号で結ぶ事自体がそもそもおかしい。この点を指摘するのも物理学史上佐野が初めてである。
右辺の符号がプラスなのはアインシュタインの師のミンコフスキーの空間論の距離ds^2 = x1^2 + x2^2 + x3^2 + x4^2を張るベクトル(x1,x2,x3,x4)において、アインシュタインが3次元ユークリッド空間のx1=x,x2=y,x3=zの次に4次元目を虚数を使ってictとし4次元時空ベクトルを(x,y,z,ict)と置いたからであるに過ぎない。時間軸は見えないから手っ取り早い思い付きで虚数を導入したのだが、虚数を導入しなければならない数学的必然は存在しない。4次元目をただctと置いても数学的に一向に差し支えない。しかしそうすると以下に展開するようにアインシュタインの相対性理論総体にとって重大な支障が生じ(この点を指摘し論証するのは世界史上佐野千遥が初めてである。)、そして後に詳述するがアインシュタイン一般相対性理論のアインシュタイン方程式からフリードマンが解として導き出したビッグバング基礎方程式が膨張宇宙を示すか収縮宇宙を示すかが有ろう事か逆転してしまうというビッグバング論者達にとって死活に関わる致命的問題が発生してしまう(この点を指摘し論証するのも世界史上佐野千遥が初めてである。)。
更についでまでに述べておくと、「正統派」現代量子力学のシュレーディンガー波動方程式もictを使っており、その数学的必然性が無いのでこれも同じくctで置き換えると、シュレーディンガー波動方程式は拡散する波動ではなく中へ中へ入って行く波動を表す事となってしまう為に、他方でその共役との積が確率密度を表す波動関数のエントロピー単調増大の仕組みとの根本的理論的矛盾に陥り「正統派」現代量子力学総体が崩壊する(この点を指摘し論証するのも世界史上佐野千遥が初めてである。)。
今第4次元に虚数iを持ち込むことなく
x^2 + y^2 + z^2 + (ct)^2 = 0
x’^2 + y’^2 + z’^2 + (ct’)^2 = 0
から
x^2 + y^2 + z^2 = - (ct)^2 (1’)
x’^2 + y’^2 + z’^2 = - (ct’)^2 (2’)
と置きなおして、先に展開したアインシュタインのローレンツ変換を再度論じてみよう。
2つの座標系は対等である事と、x、y方向の空間対象性を考慮して、座標変換は1次変換となる。
t’ = At + Bz
x’ = x
y’ = y ... (3)
z’ = δt + γz
ここでA,B,δ, γは適当な定数。
座標系∑’の空間原点(0,0,0)の運動を観察した場合、座標系∑’では時間によらず
(x’,y’,z’) = (0,0,0)
だが、
座標系∑では(x,y,z) = (0,0,vt)
となるのでz = (v/c)t、
他方(3)より0 =δt + γz、つまりz = - (δ/γ)t
よって
z = vt= - (δ/γ)t
v/c = - δ/γ
δ = -γv (4)
逆にから座標系∑’から座標系∑の原点(x,y,z) = (0,0,0)を観測した場合(x’,y’,z’) = (0,0,- vt’)だから
z’ =δt =δt’/A = - vt’
一連の式(3)からの関係式t’ = At + B*0を考慮して
δt =δt’/A = - vt’ = - vAt
δ = - vA (5)
(4)と(5)を纏めて
A = γ (6)
よって
t’ =γt + Bz
z’ = γ(- vt + z) .... (7)
(7)を(2)に代入して辺々の差を取って
(x’^2 + y’^2 + z’^2) – (z^2 + y^2 + z^2) = - (ct’)^2 + (ct)^2
{γ(- vt + z)}^2 – z^2 = c^2 [- {γt + Bz }^2 + t^2]
γ^2 (v^2 *t^2 - 2vtz + z^2) – z^2 = c^2 {- (γ^2 * t^2 + 2Bγzt + B^2 * z^2) + t^2}
(γ^2 * v^2) * t^2 – 2v(γ^2)tz + (γ^2 - 1)z^2
= c^2 * (- γ^2 + 1)t^2 + 2 * c^2 * Bγtz + c^2 * B^2 * z^2
t^2の項, tzの項、z^2の項を左辺右辺比較して
γ^2 * v^2 = c^2 * (- γ^2 + 1) (8)
- 2v(γ^2) = 2 * c^2 * Bγ (9)
γ^2 – 1 = c^2 * B^2 (10)
(8)より
(c^2 + v^2) γ^2 = c^2
よって
γ^2 = (c^2) / (c^2 + v^2)
γ= root {(c^2) / (c^2 + v^2)}
γ= root [1 / {1 + (v/c)^2)}] (11)
このようにしてアインシュタイン相対論でお馴染みのroot [1 / {1 – (v/c)^2)}]の比率出て来ず、root [1 / {1 + (v/c)^2)}]となって導出されるのである。これはアインシュタイン相対性理論にとって最重大問題である。何故なら物体の運動速度が光速度を超えても、従来のroot [1 / {1 – (v/c)^2)}]なら虚数になるから物理的に生じないと主張できた論が、root [1 / {1 + (v/c)^2)}]となると物体の運動速度が光速度を超えてもrootの値は絶対に虚数にならないから物理的に生じないと主張できなくなり、物体の運動速度が光速度を超えても一向に差し支えない事と成るからである。
(9)、(10)より
B = - v(γ^2) / (c^2 * γ)
= - (v/c^2) γ (12)
アインシュタインの主張するローレンツ変換は最後に纏めると
t’ =γ{t - (v/c^2)z}
z’ = γ(z – vt) .... (13)
となる。
しかし注意すべきはこの導かれたローレンツ変換式の外見は同じに見えても、その本質的中枢のγは
γ= root [1 / {1 + (v/c)^2)}]
と表されている点である。よって物体の運動速度が光速を超えても一向に差し支えないというアインシュタイン相対論にとって最重大な理論的支障が生じてしまう。
第4節:一般相対性理論アインシュタイン方程式の解=フリ-ドマン方程=ビッグバング論は時間軸ictの虚数を取り去ると崩壊する
テンソル(ベクトル束)表現を持つ一般相対性理論アインシュタイン方程式は
Rμν – (1/2)Rgμν = (8πG/c^4)Tμν (14)
(ここでRμνはリッチ曲率テンソル、Rはリッチスカラー、gμνは空間計量テンソル、Tμνはエネルギー運動量テンソル)
で、
これをフリ-ドマンが解いた解が
ds^2 = – (ct)^2 + a(t)^2 [{dr^2/ (1 – kr^2)} + r^2 {dθ^2 + (sinθ^2)*dφ^2 }] (15)
であり、a(t)は宇宙の「膨張因子」と呼ばれる。
ところが佐野が第3節で述べたように一般相対性理論が拠って立つミンコフスキー空間の時間軸ictの虚数iを一つ取り除くと、上記アインシュタイン方程式を解いたフリードマン解は(ct)^2の符号が逆転して
ds^2 = (ct)^2 + a(t)^2 [{dr^2/ (1 – kr^2)} + r^2 {dθ^2 + (sinθ^2)*dφ^2 }] (16)
となり、時間と共に加算され増大する(ct)^2の項がds^2の中に占める割合が増大する為に、第2項a(t)^2 [{dr^2/ (1 – kr^2)} + r^2 {dθ^2 + (sinθ^2)*dφ^2 }]の占める割合が時間と共に減少することとなる!!
つまり、膨張宇宙ではなく収縮宇宙となる。
その結果a(t)は宇宙の「縮小因子」と呼ばれねばならなくなる。
ここにビッグバング理論の中枢が音を立てて瓦解した!!
ロシア科学アカデミー・スミルノフ物理学派論文審査員:ドクター佐野千遥
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