バベルの塔を超えて!外国語母国語レベル独学マスター:即聞即答訓練+語彙急速増加!Dr佐野千遥
フランス・ソルボンヌ大学(パリ第7大学)修士 通訳翻訳フランス国家資格所持者:佐野千遥
”文法何ぞ要らない!”なる最近流行の主張は、文法の複雑度に於いてアラビヤ語の100億分の1、ロシア語の20億分の1、ドイツ語の5億分の1、日本語の3億分の1でしかない英語、中国語だから生じる勘違いです!大陸系ヨーロッパ語、セム語、ウラル・アルタイ語では文法を知らないなら、第一声の声すら出しようが有りません!
しかも品詞の並び規則以外全ての文法が崩壊した最堕落言語の英語をも含めて、聴き取りや即興的に喋る時、文法をその全文法構造の一覧を瞬時に頭に思い浮かべて、論理的・文法的に正しい品詞の並びと動詞・名詞・形容詞活用変化規則を実時間処理で即興的に発話し、聴き取れる能力が要求されます。”今日は!””おはようございます!””有難う”程度を言えれば満足な人達は別として、特に国際的社会運動をする場合には、外国語能力をこのレベルまで高めることがmustとなります。
精度・敏捷性においてネーティブに肉薄する言語能力を独学で習得する方法論が即聞即答訓練である事は、今迄口が酸っぱくなる程解説して来ましたので、ここでは解説しません。母国語に肉薄する外国語の習得を即聞即答訓練でお試しになりたい方は、本ブログ・ページ左上の方のブックマークの下から2番目の項目の「ドクター佐野千遥の講座の資料請求窓口」から「即聞即答訓練」をご指定して申請ください。但し即聞即答訓練は限られた語彙数に付いて精度・敏捷性においてネーティブに肉薄する言語能力を獲得させますが、これだけでは未だネーティブには遥かに及ばない事が実際にネーティブと議論してみてお分かりになるだろうと思います。何が劣っているかというと語彙量です。
ですから今回は、その要となる語彙量を急速に増やす方法を言語学的観点から解説していますから、これもネーティブに肉薄する言語能力習得の上で不可欠な方法論となります。
更に、以前講演をしばしば遣った頃は、講演参加者が辞書を見ながら作った外国語訳の訂正作業を私が遣る、と主張していたのですが、この作業は生徒各人に私自身が数十時間係りきりで遣らねばならず、極度に忙しい私・佐野千遥の場合、それが難しい事が判明して居ました。
そこで、今回のこのブログでの提案は、正しい外国語訳を創り出す方法として、驚かれるかもしれないが、機械翻訳機を使うことを提案している訳です。
それは次のような言語学理論に則っています。
或る一定程度以上の性能の機械翻訳機は短い短文なら正しく翻訳できる。
先ず、貴方の頭の中にある複雑な構造を持った複文の主節を十二分に簡素化して短くして機械翻訳に掛ける。
その複文のその他の部分も短い短文に分解して最大限簡素化してから、機械翻訳にかける。
その複文の全ての要素の短文の訳を機械翻訳機から得た後は、人間の貴方の文法能力によって、外国語による正しい複文を組み立てる。そのようにしてその日本語複文の正しい外国語訳が出来上がる。
計算言語学の分野で、正しく翻訳できるには機械が人間の考えを理解できなければなら無い事が分かっており、機械が15分以上続く人間の講話を実時間処理で理解する事は不可能であることが実証されている。
この様に理解の点で人間は機械に遥かに勝っている。
また格活用・動詞活用の有る母国語(アルタイ語の日本語は格活用・動詞活用の有る言語)において言語習慣をきちんと養った人は、文法に則った文の組み立て能力が、コンピュータに遥かに勝っている。
よって、正しい外国語訳を創り出すのに上述した様に機械翻訳機を使う事は完全に道理に適っている。
次のステップで、この正しい外国語訳をタイミングを付けて読み上げ録音する事により、即聞即答訓練教材を創り出す。
その言語の全文法規則についての即聞即答訓練教材の実時間処理文法的書き変え訓練を流しながらテキストを一切見ないまま、次から次へと全部即答できるまで自己訓練する。
では以下に今回のブログのメイン・テーマである語彙量急速増加の方法論を論じる。
語彙の多さ 発信情報量
文法+即聞即答瞬発力論理性+正確な意味+瞬発力
語彙の多さに発信情報量は比例する。文法+即聞即答瞬発力が形成されていなくても、言葉を沢山並べれば、何に付いて言いたいのか相手が推定できる場合が少なくない。
その為に、語彙を増やす事も、文法+即聞即答瞬発力と同じく、外国語習得において第1級の重要性を帯びている。
特に下記の言語は、語彙を増やす事がそれぞれの理由で難しい。
外国人にとって単語に音声的な個性が少ない(母音はa、i、uのみ、全ての単語は3つの子音を基に造られる)言語の場合、覚えにくい事が起こる。
[例]:アラビヤ語、
各単語が長い綴り字を持ち、その複数接頭辞、接尾辞の組み合わせが醸し出す独特のニューアンスの有る意味
[例]:ロシア語
一音節=一単語で、一音節で区別できる音形総数が、その言語の総語彙数に比し少な過ぎる。その結果、音声表現の単語が個性を持たない。
[例]:中国語
この語彙習得上のバベルの塔の問題を現在、超える方法が出現していることを良く認識する必要が有る。
語彙を増やすには今表現したい意味の言葉を小まめに辞書で引く事に優る方法は存在しない。
それを従来は辞書を常に持ち歩いて頁をめくって参照する以外に無かった。しかし小さな文字でしかも幾つもの品詞と意味を持つ単語をペーパーの辞書で引き、適切な意味を見つけ出すことが大変な作業であった。
現在は電子辞書が出現している。この「大変な作業」の問題を電子辞書は一挙に解決してくれる。
語彙を短期間に急速に増やすには、電子辞書を常に携行し、自分の生活の場面場面でマメに検索して、覚えられなかったら何度も検索し直して覚える事である。これが語彙を短期間に急速に増やす“語学革命”を引き起こす。
又、後に即聞即答訓練に附するために、自分の考えの正確な翻訳を創るに当たって次の方法が有る。
母国語で表現される自分の考えは一般に複雑な構文を持っている。かけ離れた外国語の自動翻訳機でそれを直接訳しても決して正しい訳には絶対にならない。(自動翻訳機自体が人間の言っている事を正に「理解」できないと本当は正しい訳は決して導けないことが、計算言語学において明らかに成っている。)
しかし、此処にも自動翻訳機を使う事が大いに役立つのである。
長い構文は機械翻訳では全く無理である。そこで自分の本当の考えを極端に簡素化して、短くし、機械翻訳機が誤解を起こさないような表現に砕いてから、機械翻訳に掛けることである。細かく砕いた表現なら一定以上の性能を持つ機械翻訳機も文法的に正しい訳を導く事が出来る。その細かく砕いた表現の機械翻訳機による訳を自分が習得した文法規則体系に基づき繋ぎ合わせることにより、正確な翻訳を創ることである。繋ぎ合わせる時には、貴方自身の文法体系理解が物を言う。
自分の考えの正しい外国語訳が出来た後、即聞即答訓練教材を自分でどう創ったらよいか、即聞即答訓練が何故ネーティブに肉薄する精度と瞬発力を習得させるのかの理論は別稿で詳述したので此処では述べない。[註]
[註]:母国語に肉薄する外国語の習得を即聞即答訓練でお試しになりたい方は、本ブログ・ページ左上の方のブックマークの下から2番目の項目の「ドクター佐野千遥の講座の資料請求窓口」から「即聞即答訓練」をご指定して申請ください。即聞即答訓練で何故母国語に肉薄する言語能力を習得出来るのかの言語学的解説も含まれています。
劃して「バベルの塔を超えて!外国語母国語レベル独学マスター:即聞即答+語彙急速増加」が実現するのである。
皆さんが日本語で議論する時の得意な持論を、そのまま色々な外国語で即興的にプリゼンテーションしてしまい、ネーティブの論客と丸で母国語日本語で論戦しているが如く論戦してしまう事が驚くべき事に出来る様になってしまいます。実際このレベルまで行かなければ、その外国語が出来るとは言い難いのであります。
[追伸1]:このバベルの塔を超えて!外国語母国語レベル独学マスター:即聞即答訓練+語彙急速増加方法論は、単なる語学習得方法論に留まらず、闇の権力に対決し、社会正義と社会的愛を保証した究極の世界平和のための世界革命戦略創出に大きな役割を演じるのである。
[追伸2]:母国語に肉薄する外国語の習得を即聞即答訓練でお試しになりたい方は、本ブログ・ページ左上の方のブックマークの下から2番目の項目の「ドクター佐野千遥の講座の資料請求窓口」から「即聞即答訓練」をご指定して申請ください。
以上
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追記¡バベルの塔を超えて¡外国語母国語レベル独習マスター即聞即答訓練+語彙急速増加!در佐野千遥
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