ロシア科学アカデミー・スミルノフ物理学派論文審査員:ドクター佐野千遥
今人気の五井野正博士の科学論をロシア科学アカデミー・スミルノフ学派佐野千遥博士が評定(5)
私のYouTube動画は
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=RPT0HHN_8D0
に有ります。
[今回は五井野氏のアインシュタインの質量とエネルギーの変換式E = mc^2批判を評定します。]
五井野正氏の科学論をロシア科学アカデミー・スミルノフ物理学派論文審査員:佐野千遥が芸術論まで含めて評定いたします。
[前回の私のブログ「五井野正博士の...評定(1)」「五井野正博士の...評定(2)」「五井野正博士の...評定(3)」「五井野正博士の...評定(4)」を既に読まれた方は、本ブログを少し下って「第2章 五井野氏のアインシュタイン相対性理論批判の評定(つづき3)」の段落からお読み下さい。]
五井野正氏のファンの方々、月刊ザ・フナイの読者の方々は特に必読です。船井幸雄さんにも是非お読みになる事をお勧め致します。アカデミシャンとして超有名な五井野正博士の科学論の真偽をロシア科学アカデミー・スミルノフ物理学派論文審査員:佐野千遥博士が評定するのですから、勿論、その他の方々にとっても見過ごすことの出来ない記事となります。
私・佐野千遥とは、五井野氏と永年に渡って対立してきている創価学会とも全く無縁な、国際的に活動している徹底した厳密科学者です。真に厳密科学者たらんとすると、当然の事ながら、折衷主義でズタズタの「正統派」現代物理学を真っ向から一貫して体系的に批判する立場となります。五井野氏も現代物理学を批判しているお積りのようですが、私・佐野千遥は「正統派」現代物理学の立場から五井野氏の現代物理学批判を批判するような世間一般の学者達の圧倒的多数派の陳腐な立場は取りません。
五井野氏が御自分の専門分野を「医学、物理学、...」と書いていらっしゃる事もあり、私は全自然科学・人文科学・社会科学の根底に有る物理学について、評定を開始いたします。
本記事は五井野氏の全科学論・芸術論を悉く評定の対象とした連載記事となりますので御期待下さい。五井野氏が反論して来れば、本記事の読者の方々にとっては更に興味が湧くのではないかと思われます。
五井野氏の著書「科学から芸術へ」及び月刊ザ・フナイに2012年12月~2013年9月に連載された五井野氏の記事「科学から芸術へ」全てに眼を通した上での評定です。
第2章 五井野正氏のアインシュタイン批判の評定
五井野氏はアインシュタインの「質量とエネルギーの変換式」
E = m * c^2 (9) (Eはエネルギー、mは質量、cは光速度、^2は二乗)
に言及し、原子力エネルギーの利用の際には、右辺の質量から左辺のエネルギーが生じているのは確かだが、逆に「エネルギーが質量に変換したのは見た事も聞いた事もない。」(五井野正著「科学から芸術へ」P.125)と口を極めて書いてしまっており、上式の等号は右から左への矢印に置き換えるべきであるとすら宣っている。
五井野氏は「逆にエネルギーから質量が生じる事は無い。」と断言してしまっているが、物理学ではガンマ線が軌道電子より内側の原子核すれすれを通過しようとすると、真空の中から質量を持った電子・陽電子対が生成し、エネルギー源であるガンマ線は消える。この事を「対生成」と呼ぶ。電子と陽電子が衝突すると質量が「対消滅」してエネルギーのガンマ線が発される実験事実と並んで、このエネルギーが質量に変換される「対生成」の実験事実はジョリオ・キューリー、シュレーディンガー、ボア、アインシュタイン等、多くの物理学者達がその眼で確認している。
若かりし頃、天才的に優秀であった五井野氏が「逆にエネルギーが質量に変換したのは見た事も聞いた事もない。」と断言してしまったのは、その後の人生では、不勉強であったため知るに至らなかったから、と言う以外に無い。
ところで20世紀の初めの頃にこの真空空間の中への電子・陽電子の質量の「対消滅」と、真空空間の中から質量を持った電子・陽電子が「対生成」する事実を見た当時の物理学会で、やはり真空とは無ではなく電子・陽電子がエーテルへと姿を変えて隠れているのでは、と考える物理学者が多くなろうとした時に、「いや、質量がガンマ線エネルギーに、ガンマ線エネルギーが質量に転換されている。」のだから、エネルギーが有ればエーテル何ぞ必要ないのだ、と主張したのがアインシュタインであり、その目的でアインシュタインはE = mc^2 なる式を導いたのである。エーテルに言及する五井野氏はこの点でもアインシュタインを批判できていない。
もう一つの五井野氏のアインシュタインの質量/エネルギーの変換式E = mc^2に対する批判は次のような物である。五井野氏の著書「科学から芸術へ」の124~125頁から引用する。
つまり、E(エネルギー)の単位を分析すると m l^2 / t^2 つまり
質量 X 距離の2乗 / 時間の2乗 となります。mc^2の単位を分析すると
m X (1 / t)^2 = m l^2 /t^2
となり、エネルギーと運動量の場合の E = (1 / 2)mv^2 から、E=mV^2の単位は
m l^2 / t^2 = m (l / t)^2
であるから、この時のV(速度)というものをC(光速)と一定にしてしまっただけの変換に過ぎないという事がわかったのである。
<五井野氏の著書からの引用は以上>
しかし事実は五井野氏が言うようには、アインシュタインはそんな単純にV(速度)というものをC(光速)と一定にしてしまっただけの変換をしさえすればよい、と気付いてE = mc^2 なる式を書き出してしまったわけではない。
アインシュタインは空間 3 次元と時間 1 次元を合わせて 4 次元時空として捉える力学を(x, y, z, ict)なるミンコフスキー空間の4次元座標を基に創り出していたのであって、運動量ベクトルは、第 0 成分にエネルギー成分を持つ 4 元運動量 pμとして扱われ、運動方程式は
(d/dτ)p(μ) = F(μ) (10)
と拡張されるとし、4 元運動量の保存則から、エネルギーは一般的に次のように表される。
E^2 = M^2 * c^4 + p^2 * c^2
= [M / root{1 – (v^2 / c^2)}]^2 * c^4 (11)
物体が運動していない場合のエネルギーを表す式は、
E= M * c^2
である。物体が運動している場合、相対論効果によって質量が増える。
m = M / root{1 – (v^2 / c^2)} (12)
したがって、物体が運動している場合にも
E = m * c^2
がなりたつ、という具合に辻褄を合わせた。
というように、アインシュタインは相対性理論体系の論の展開の中で、後に「質量とエネルギーの変換式」と呼ばれるE = m * c^2 を導いたのであって、五井野氏が言うようには、アインシュタインはそんな単純にV(速度)というものをC(光速)と一定にしてしまっただけの変換をしさえすればよい、と気付いてE = mc^2 なる式を書き出してしまったわけではない。この点五井野氏は事実誤認である。この点も最初に著書「科学から芸術へ」の中に書いてから何年も経過しているにも拘らず、2013年の月刊ザ・フナイに掲載された連載物「科学から芸術へ」に於いてもこの事実誤認を訂正していない。
五井野氏は、上述したようなけちを付けても、アインシュタイン批判には全くならない事を良く認識すべきである。
但し断って置くが、私は「正統派」現代物理学の第2支柱を成す、アインシュタイン相対性理論のサイドに立って五井野氏を批判する気は毛頭無い。以下を読んで行けばおわかりになるように、アインシュタイン理論も、根底的体系的に批判して新しい真の相対性理論をニュートンの動的作用反作用の法則を復権させたニュートン物理学を基礎に再構成する。
そこで私・佐野がアインシュタインを批判する手本をここに示そう。
先ず、上述したアインシュタインによる質量/エネルギー変換式の導出について検証しよう。
(9)式から(11)式を導き出すまではアインシュタインは物体は運動すると質量が変化する事を全く考慮していない。運動すると物体の質量が増える事を示す(12)式を導入する時点で、初めて継ぎ接ぎ的に質量の変化を持ち込み、その後で「辻褄を合わせた」にしか過ぎない(よくぞこれだけ辻褄を合わせ得たと感心する人も居るかもしれないが...)。
若しアインシュタインがこのような折衷主義でなく一貫した式の導出をしようと思っていたなら、1 / root{1 – (dx/dτ / c)^2} を相対論の理論展開の最初の章から導入開始していなければならなかった。しかしそうしていた場合、微分・積分方程式が余りに複雑になり解けなくなって、相対性理論構築を断念せねばならなくなっていたに違いない。つまりアインシュタインの質量/エネルギーの変換公式は折衷主義的妥協の産物にしか過ぎない。
実は1 / root{1 – (v / c)^2}なる式自体が誤っているから微分・積分方程式が余りに複雑になり解けなくなるのだが、その解決方法を私・佐野は今回ブログ末尾に示す。
しかも(9)式から(11)式を導き出すまではアインシュタインは物体は運動すると質量が変化する事、つまり質量がエネルギーに、エネルギーが質量に換算される事を全く考慮していない。つまり質量は時間の関数ではなく、定数として扱われている。
更に言うならば、質量がエネルギーに換算されるなら、静止した物体の物質が消滅してエネルギーに変わるプロセスを数式が記述せねばならない筈なのに、(9)式から(11)式の導出は、単に動いている物体の運動量を論じているにしか過ぎない。
ミンコフスキー空間座標系(x, y, z, ict)に於いて、時間座標軸ictを3次元ユークリッド空間のx、y、z座標軸と別の座標軸になっているが、実際f(x(t))、f(y(t))、f(z(t))やdx/dt、dy/dt、dz/dtのように時間は全ての座標軸に入り込んでおり、時間軸が別の独立した座標軸であるという考え方は問題を起こすのではないのか。
アインシュタイインは物体は光速度以上では運動しない事にしているのなら、質量Mの物体が最高の速度=亜光速で運動した場合に(1/2)Mc^2以上の運動エネルギーしか持ち得ない計算になるのだが、しかもアインシュタインのエネルギー論は物体の運動量しか論じていないのだから、4元運動量なる技巧を持ち込むは良いがE = Mc^2 と、この(1/2)Mc^2の違い、つまり1/2 が無いのと有るのとの食い違いをアインシュタインはどう説明する積りなのか?!
これは「対消滅」「対生成」する絶対値|M|の質量を持つ電子e-のエネルギー(1/2)(– M)c^2と絶対値|M|の質量を持つ陽電子e+のエネルギー(1/2)Mc^2の和が
(1/2)|–M|c^2 + (1/2)|M|c^2 = Mc^2 = E
となっているからではないのか?
ところで電子e-は物質、e+は反物質と「正統派」現代物理学は言うが、相遭遇すると質量が完全に真空空間内に消滅するということは、どちらかが負の質量なのではないのか?アインシュタインの論は負の質量の存在する余地が無いではないか?
負の質量をアインシュタインの相対性理論が扱えなくなったそもそもの原因は、相対性理論展開の一番最初にミンコフスキー空間座標(x, y, z, ict)を採用したからではないのか?!
時間座標軸ictを3次元ユークリッド空間のx、y、z座標軸と別の座標軸であり、4次元空間でx、y、z座標軸それぞれと直交する座標軸とした事自体が、つまりミンコフスキー空間座標系を採用した事自体が、負の質量をアインシュタインの相対性理論が扱えなくなったそもそもの原因ではないのか?!( ところで負の質量は反エントロピーの源泉として大きな役割を演じる事が分かっている。)
つまりミンコフスキー空間座標系は電子・陽電子の「対消滅」「対生成」にそぐわない誤りではないのか?!
スミルノフ学派と佐野千遥は、超微小な質量を持った超微細なエーテル繊維がとぐろを巻いて一箇所に固まって質量を粒子を成す事を、そしてその粒子には「転がり運動量保存則」なるものがある事を突き止めている。その粒子は直線速度vと転がり速度の和が光速度cに等しく(つまり転がり速度はc – v)、或る直線速度がvの時に或る長さのエーテル繊維の尾をたなびかせており、直線速度が上がると、そのエーテル尾はリールのように粒子に巻き込まれて粒子の質量が増大する。実際にはこの宇宙には絶対静止状態は有り得ない。若し粒子が全宇宙絶対静止エーテルから見て完全に静止した場合には、全ての質量は消え失せて、エーテル繊維の尾のみとなる。
太陽系付随のエーテルに対して静止している時の転がり速度運動量が
p0 = Mc (13)
の場合、
直線速度vの時の転がり運動量は、その時の質量mを使って
p = m (c – v) (14)
と表せるが、
運動時の質量mは、静止時の質量Mと実空間メービウス変換 (c – v) / c によって
m = M / {1 – (v /c)} (15)
なる関係式によって結ばれ、
(15)式を(14)式に代入すると
p = m (c – v)
= [M / {1 – (v /c)}] * (c – v)
= [M / {(c – v) / c}] * (c – v)
= M * [{c * (c – v)} / (c – v)]
= Mc (16)
(13)式と(16)式を見比べれば分かるように、転がり速度運動量はどんな速度で運動していても一定である。
このようにアインシュタインの物理学と違って、我々スミルノフ学派と佐野の物理学は体系構築の当初から運動すれば質量が変動する事を考慮している。しかも静止物質を構成する素粒子の転がり運動量保存則として。
またアインシュタインの変換式 1 / root{1 – (v / c)^2} は誤りであって、これを実空間内メービウス変換 1 / {1 – (v / c)}で置き換えるべきである。
五井野氏にアドバイスするが、物理学批判とはこのように内容に入り込んで一貫した無矛盾の体系で行うべきであり、自分自身の物理学を一貫した無矛盾の体系として構築すべきなのである。
今回のブログは以上です。
佐野千遥博士とは
過去250年~340年間、世界の大数学者達が解こうとして解けなかった世界史的数学難問4問を解き、
2011年11月7日にアメーバブログで「間もなく太陽表面から新しい惑星が誕生する」事を科学的に論証した予言を2012年3月10日のNASAの発表で実現させ
数学における誤謬の数学分野の存在証明をし、
現行「正統派」現代物理学が「トンデモ」物理である事を体系的に論証し尽くし、
アインシュタインに代わってマクロ/ミクロ物理世界を貫き恐るべき整合性を持ったニュートン・スミルノフ・佐野宇宙方程式を提唱し
超電動に対する超磁動の存在を世界史上初めて理論構築して論証し、
さらにその超磁動を使っての原子爆弾、原発の核燃料のウラン、プルトニウム自体の低温解体・消滅装置の開発プロジェクト(=世界平和の真のシンボル)を創出し
更にその同じ仕組みを使った原子力を遙かに超える大電力発電装置の開発プロジェクトを創出し
光速電子放射線治療AWGを支える物理学理論を創出し
「病は原子核内から磁気で治す」事を知らない不能の現代医学を体系的に批判し、
ソマチット=物理的生命体=「負の質量を持った単極磁石」である事を世界史上初めて発見しその理論を構築し
人間機械論の現行人文科学を批判し、
現行経済学の「需要供給の法則」=「神の見えざる手」が因果律を意図的に踏み外す諸悪の根源である事を批判し、
近代経済学に見えていない3種の価値「有用価値」「コスト価値」「流通価値」の区別付けを持った未来経済学を創出し、マルクスすら扱えなかった「有用価値」も含む価値交換方程式を世界に先駆けて提唱し、何故現代世界は経済活動の縮小過程に入っているのかの根本原因を世界に先駆けて提唱し、どうすれば活性化できるかについての経済プログラムをも世界に先駆けて提唱している
物質的打算に基づく「権利」「義務」を最高の規範とする現行法体系を批判し、
その誤れる法律をめぐっての立法・司法・行政を主張し、社会正義と社会的愛の実現が国政の目標である事を忘れ去った西洋の三権分立論を批判し、
美学は科学の中に位置づけるべきであり、倫理学・法学は美学の中(就中、その中枢である道義的美学の中)に位置付けるべきである、と主張し
福島原発の惨状に成す術を知らず右往左往する「正統派」現代量子核物理学の打倒と、「正統派」現代物理学の花形=「トンデモ」素粒子論を権威付けるノーベル賞委員会解体を提起し、
反エントロピー数理物理学から出発し、現行の「科学」とは別体系の反エントロピー物理学・自然科学、医学・精神医学・人文科学・社会科学:総じて社会正義の美学・社会的愛の美学に結晶する全新厳密科学体系を提唱し、
超フリーエネルギー装置=永久磁石永久機関モーターの発明を基に日本発世界産業革命を準備し、
宇宙の始原からプログラムされていた社会正義の美学・社会的愛の美学に打たれて日本発世界の社会変革に邁進する崇高なる自己犠牲の精神を日本人の心に蘇らせんとする
ロシア科学アカデミー・スミルノフ学派論文審査員:ドクター佐野千遥です。
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五井野正博士の相対性理論批判をロシア科学アカデミー・スミルノフ学派佐野千遥博士が評定(五)
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