4月10日第2回語学「即聞即答訓練準備講座」内容
ソルボンヌ大学博士課程発行の仏国翻訳通訳家国家資格所持者:佐野千遥
(マスターした12か国語を駆使したプロの通訳翻訳家)
4月10日第2回語学「即聞即答訓練準備講座」に参加御希望の方は、カタカムナ社のHP
http://katakamuna.jp/
に間もなく公示されますので、参加御希望の方はそちらでチケットを事前に調達して下さい。
第1回語学「側聞即答訓練準備講座」に付いて不明な点を感じている方は、私の2月8日ブログ「1月31日「語学講座」を振り返って。仏国ソルボンヌ大学博士課程発行通訳翻訳家国家資格を持つ佐野千遥」
http://ameblo.jp/allahakbar231/entry-11987192705.html
を先ず御参照下さってから、今回の第2回語学「側聞即答訓練準備講座」のブログを読む事をお勧めします。
マスターした12か国語を駆使したプロの通訳翻訳家でもある私・佐野千遥が、ネーティブの敏捷性と精度で外国語を聞き取り喋れるようになる為の外国語習得のコツを解説いたします。
現在、日本で流布されて人気を得ている主流の幾つかの英語訓練理論・英語教材
1 聞き流すだけ、聴いて繰り返して居さえすれば立ち処に喋れるようになる、と銘打つ英語教材
2 七田式英語訓練理論・英語教材:canned expression=缶詰表現600を七田式で丸暗記すれば立ち処に英語が喋れるようになるとする英語教材
3 酒井一郎氏の“英語は81文で何でも話せる、聞ける” 式の英語訓練理論・英語教材
を私の言語学理論とメトドロジー論から先ず評定いたします。
その際に
A 日本の学校英語教育
B 和文英訳を沢山すれば話せるようになるという信仰
にも言及し、このA、Bが効果無しの理由を分かり易く説明します。
結論から先に申しますと、これ等1,2,3すべては、時間とカネの無駄と成ります。
そもそも言語とは、
文法 と
音声学
の二つから出来ており、この2つは車の両輪のように、どちらか一つが欠けても言語能力は成り立ちません。しかも文法能力、音声学能力はリアル・タイム実時間処理で使いこなせなければ生きた言語能力として成り立ちません。
アメリカ人、イギリス人の子供が外国で生まれ育った場合、「母国語」は完璧に英語であり、英語を喋り聞き取る際の文法的正確さ(ネーティブは学校での英文法教育を受けていなくても、喋る時文法的間違いを殆どしない。4、5歳までの母国語習得期に文法用語を使わなくても徹底した文法訓練を受けている。ノアム・チョムスキー言語学学説)も瞬発力も抜群ですが、彼等自身が“TOEIC”なる言語能力検定試験を受けると非常に低い点しか取る事ができません。それは何故だか、皆さんお分かりになりますか?
TOEICとは語彙が多く有りさえすれば、又米英本国での生活経験の年数が長く有りさえすれば、言語能力が極度に低くても、つまり米国人、英国人の喋っている英語をほぼ全く論理的に聴き取れていなくても、また英語を使って自分の考えを即興的且つ論理的にのべる事が全くできない極度に低い言語能力であっても、高得点を取る事ができる、言語能力検定試験としては完全な粗悪品でしかないためです。
英語語彙と米英本国滞在年数が多いだけで本当の言語能力を習得していない多くの海外に10年以上永年滞在した日本人の絶対的多数は、英語ネーティブが情け容赦ない勢いで喋りまくる時、僅かにキャッチした単語の意味は丸暗記して知っているので、そのネーティブが何に付いて喋っているか(話題)は薄々推察できても、論理的に何と主張しているかを正確には全く理解できていない現状にあります。
日本人とは外国語に弱い民族である、というのが諸外国の人達の間では常識になっています。
何故、そうなってしまうのか、皆さん原因が何であるかお分かりになりますか?その原因は学校英語教育の言語理論の誤りと、それに対峙するかのように宣伝される“文法何ぞ要らない”式のコマーシャリズムに毒された英語教材とその脱言語理論・脱言語習得方法論に有ります。“文法何ぞ要らない”とは文法が極度に簡素化されてしまった「英語だから生じる勘違い」です(英語の文法的複雑度を1とした場合、日本語の文法的複雑度は2億倍、仏語・西語・伊語が数千万倍、独語が5億倍、露語が20億倍、アラビア語は100億倍です。)。
私は日本の英語教育・訓練のこの憂うべき現状を、正しい言語学理論と、正しい言語習得方法論と、各個人が独り言を言う時のような個別的必要性にフレクシブルに対応した語学教材を提供する事により、根本から打破して刷新いたします。
1“聞き流しているだけ、聞いて繰り返しているだけで立ち処に英語が喋れるようになる”式のコマーシャリズムに毒された英語教材
考えても見て下さい。皆さんが母国語の日本語を習得したのは多大な年月と幼児期から始まる多大な努力に依っています。その母国語と同じように、後から外国語を喋れるように習得しようとする場合に、努力もしないで立ち処に英語が喋れるようになる筈が無いのは理の当然である事はお分かりになりますか?1970年代から始まった“ゆとりの教育”が原因で、それ以降に育った世代の日本人の多くは、“努力しないで立ち処に英語が喋れるようになる”コマーシャリズムに毒された教材の宣伝に共鳴してしまう意識性が強いのですが、そして“努力するとストレスで病気に成る”との「正統派」現代西洋医学のデマ宣伝が大々的に行われている現状では“努力しないで立ち処に英語が喋れるようになる”コマーシャリズムに毒された教材の宣伝に共鳴してしまう危険が大きいのですが、この現状に正に真っ向から対決して、「努力する美しさ」「努力する美学」を掲げ、理想を高く持つよう皆さんを勇気付けたいと考えます。
“聞き流しているだけ、聞いて繰り返しているだけで立ち処に英語が喋れるようになる”式のコマーシャリズムに毒された英語教材は、語彙も定着しないし、英語作文能力も全く育たず、文法訓練に全く成っておらず、文法規則とタイアップした音声訓練に全く成っておらず、音声による文法の実時間処理訓練とは完全に無関係な趣向で編纂されたこの種の教材は全て、カネと時間を完全に溝(どぶ)に捨てるに等しい語学方法論と教材にしか過ぎません。
[註]:ネーティブの4歳5歳児までの母国語習得過程とは違って、“立ち処に”とは言っていないが、大人の為の“聞き流しているだけ、聞いて繰り返しているだけであらゆる外国語が喋れるようになる”式のヒッポファミリー・クラブの教材も、語彙も定着しないし、外国語作文能力も全く育たず、文法訓練に全く成っておらず、文法規則とタイアップした音声訓練に全く成っておらず、音声による文法の実時間処理訓練とは完全に無関係な趣向で編纂されたヒッポファミリー・クラブの教材も、外国語を習得する為には、全く役に立ちません。
2 七田式英語訓練理論・英語教材:canned expression=缶詰表現600を七田式で丸暗記すれば立ち処に英語が喋れるようになるとする英語教材
この七田式英語訓練理論・英語教材は“Good morning! How are you ?”のような挨拶が自分の口を突いて出てくるように成りさえすれば、それで全て完全に満足で御座いますという人でもない限り、皆さん各人の英語習得の個別的必要性を全く満たさない教材でしかない事を此処に警告いたします。
一般的な既成の缶詰表現文600を宛がっても、皆さん各人が仕事や常日頃考えている事について独り言を言う際の御自分の個別的必要性に合致した缶詰表現文はその中にほぼ皆無となります。
しかも七田式の“文法なんぞ要らない”という“言語理論”は、文法と言う文法が品詞の並びの文法規則以外全て壊れてしまった英語なる言語だから生じる「勘違い」であり(英語の文法的複雑度を1とした場合、日本語の文法的複雑度は2億倍、仏語・西語・伊語が数千万倍、独語が5億倍、露語が20億倍、アラビア語は100億倍)、缶詰表現600を如何に速く右脳を使って暗記するかに七田式英語訓練理論は集中してしまっており、七田式英語訓練理論には、その600の例文を文法規則に則って臨機応変に変化させて活用する考えと方法論が欠落しています。
ましてや、文法規則のリアルタイム実時間処理がネーティブの文法的精度と敏捷性を保証するという言語理論認識は七田式には微塵も有りません。
よって七田式英語訓練理論と七田式英語訓練教材は、“Good morning! How are you ?”のような挨拶が自分の口を突いて出てくるように成りさえすれば、それで全て完全に満足で御座いますという人以外の、本当に英語を喋り聞き取れるように成る事を望んでいる方々にとっては、やはり時間とカネの全くの無駄となります。
3 酒井一郎氏の“英語は81文で何でも話せる、聞ける” 式の英語訓練理論・英語教材
酒井一郎氏の覚えなければならないとする文の数81は、七田式の600の文より遥かに少ないし、一般的な既成の缶詰表現文81を宛がっても、皆さん各人が仕事や常日頃考えている事について独り言を言う際の御自分の個別的必要性に合致した缶詰表現文はその中に完全に皆無となります。
酒井氏は七田式と異なって英文法を否定していませんが、そして酒井氏が七田式の600文より遥かに少ない81文を暗記すれば足りるとする背景には、文法規則を使って81文を書き変えれば81文は多数の文に展開できるとの考えが有る。
しかし酒井氏はコマーシャリズムに迎合してその文法は中学二年生の文法で足りる、としてしまう誤りに迷い込んでいる。ネーティブが母国語を使う時には、例え幼少の子供であっても文法の複雑度レベルで区別付けするような事をせず、相当難しい文法規則をいとも簡単に適用して喋っていますし、ましてや大人が論理的に喋る時にはあらゆる文法規則を縦横に使いこなしており、酒井氏が“中学二年生の文法で足りる”とするのは根拠薄弱と言わざるを得ない。
つまり酒井氏の方法論は、余りに少な過ぎる基本文型を、余りに制約され過ぎた文法規則だけを使って書き変える事しかしていない点が、大きな欠陥となる。
更には、酒井氏はその文法規則を実時間処理で適用する必要性に無自覚であるために、酒井氏の教材は私・佐野千遥の提唱する文法規則の実時間処理訓練である「即聞即答訓練」には成っていません。
更には酒井氏は英文法の全文法規則の実時間処理の音声訓練によって全文法規則一覧を頭の中に定着させる考えも更々に無い。
A 日本の学校英語教育
従来の日本の学校英語教育は中学高校6年、大学4年合計10年英語を遣っても、学校英語だけで英語が喋れるようになる生徒は皆無であります。日本の学校英語教育は英文の書き変え問題もこなしているにも拘らず、何故効果が無いかと言うと、それは生徒たちが声も出さずに唯々ペーパーに鉛筆で書いているだけだからであり、音声による即聞即答訓練が欠けているからです。
B 和文英訳を沢山すれば話せるようになるという信仰について
前回の語学講座の直後に「カネ返せ!」「即聞即答訓練は詐欺!」と後に私を非難するコメントを寄越した人達には共通に、「和文英訳、英作文を遣れば、だれでも英語が出来るようになるのだから、聴いてみたら即聞即答訓練とは実はそんな正攻法でしかなかった。だから詐欺である!だからカネ返せ!」といった錯誤が有る。私は逆に問いたい。「和文英訳、英作文を遣れば、だれでも英語が出来るようになる...」って本当ですか?!!最近の学校英語教育のレベルは更に下がって和文英訳すら分量を遣らなくなっているが、その昔、我々団塊の世代が中学・高校生であった時代には大学入試の準備で学校英語教育は和文英訳を大量に遣っていたのであるが、この団塊の世代ですらその殆どの人達は英語を全く喋る事が出来なかったし、聞き取る事も全くできなかった。この事実を上述した私への非難のコメントをした人達は一体どう考えるのでしょうか?!そして、幾ら和文英訳、英作文を遣っても英語を全く喋る事が出来るようにならないし、聞き取る事も全くできるようにならない原因が何であるかをお分かりになりますか?お答え致しましょう。答はペーパーに書くだけで、音声で遣っていないからです。即聞即答訓練とはペーパーを一切見ずに音声を耳で聞き、自分の音声を使って口で即答える訓練です。ですから、上述した私の即聞即答訓練にたいする非難は如何なる根拠も有りません。
第2章:即聞即答訓練とは
語学教育訓練レベルが世界で一番高い西欧に於いては、3か国語が出来るのが常識となっており、西欧に於いて或る外国語が出来るとは、ネーティブが情け容赦ない勢いで捲(まく)し立てても、外国人がその言語を使った議論で遜色なく捲し立てて反駁出来る能力を指しており、日本人の“外国語が出来る”と言う時の常識とは天と地の違いが有る。
私・佐野千遥の提唱する「即聞即答訓練」とは、その日本人の外国語に付いての“常識”とは天と地の違いの有るネーティブが情け容赦ない勢いで捲(まく)し立てても、外国人が議論で遜色なく捲し立てて反駁出来る能力を獲得する言語理論であり且つ語学訓練方法論である。
即聞即答訓練方法論とは、個別性と普遍性の両方を兼ね備えた外国語習得方法論である。
1各人が自分の仕事や日常考えている事について独り言を日本語で言ってみて、それを先ず日本語で書き出す。此処には各人の個別性に徹底して即した教材を各人用に個別に準備する哲学が貫かれている。
2.1各人はその日本語の独り言を、目標の外国語の文法書と日本語―>外国語の辞書を使って、目標の外国語に翻訳する。その翻訳したテキストを佐野千遥が添削して正しい訳を示す。
2.2文法書を頭から読む。2で必要に応じて参照した文法書に有る全文法体系の各規則を適用すると、2で遣った翻訳文はどのように変形できるかを想定しながら読む。
3各人は佐野が提供するその外国語の「即聞即答訓練テキスト教材作成ガイド」に則り、その独り言外国語文の文法的書換えテキスト教材を作成する。各人が作成したその即聞即答訓練テキスト教材を佐野千遥が添削して正しい即聞即答訓練テキスト教材とする。
4 その即聞即答訓練テキスト教材を使って、教師がボイス・レコーダーに
4.1 書換え文法規則の指示
4.2 テキストの外国語文を読み上げる
4.3 指示に従って即言い換えるに必要な秒数のみのポーズ
(この音声教材を使っての訓練の際にはこのポーズの瞬間に即自分の音声で答えてみる)
4.4 指示に従って書き換えた答を読み上げる
4.5 4.3のときよりも流暢にその文を繰り返す為に必要な秒数のみのポーズを吹き込む
その外国語の全文法規則を網羅する「即聞即答訓練テキスト教材作成ガイド」に則って作ったこの音声教材は、その言語の全文法規則を抜け無しに網羅した音声教材となる。
その言語の全文法規則の一覧表を瞬時に思い浮かべることが出来るようにする事を目的としたこの音声訓練は、各人の自分の独り言の語彙と表現に関する限りネーティブに肉薄する敏捷性と正確さを会得する事を可能とする。
「即聞即答訓練の準備の為の語学講座」に御参加御希望の方々は、以下に述べる手順で、御自分で前以って準備作業をなさって下さい。
3月10日には即聞即答訓練教材を個別対応で作成するために、最も典型的な分野の独り言とその翻訳を準備された5名の方を選抜したいと考えます。
1 自分が、仕事の事や仕事以外のあらゆる事で、日々考えたり言ったりしている日本語文を、先ず日本語で独り言を言ってみながら書き出す。
2.1 それを自分の習得しようとする外国語に言い直す、又は翻訳する。その際にその外国語の文法書の色々なあらゆるページを参照しながら、最大限、論理的に文法的に正確に訳す努力をする。それ等の日本語―外国語の独り言を文書に書き出して置く。その訳が正しいかどうか、私が添削し、正しい訳を書き添える。
2.2 ほぼ文法書の全部を参照した(既に良く分かっている章は、参照完了と見做す)段階で、独り言文作成を終了し、今度は文法書全部を頭から読み下す。独り言作業にその文法書を使った結果として、今回頭から読み下す時には、全く独り言準備段階抜きで受動的に文法書を読んだ場合と違って、文法書なる物の存在意義が分かるようになっていて、能動的に読む事と成る。その一つ一つの文法規則を適用すると、先程書き出した独り言の文の数々が、どのように発展・変形できるかについて想像を巡らしながら全文法書を読む。
3「即聞即答訓練」教材(ペーパー資料)の作成
(この訓練教材は私が添削した後、即聞即答訓練の最終段階で、一切見ずに耳で聞いた文を実時間処理で対応する文法規則を瞬時に見つけ出し適用し指示通りに書き換えた文にして、即返答する為の音声教材に私の声で変換されて参加者各人に配布される。しかも御自分一人一人が仕事の事や常日頃考えている事を目的外国語で自由自在に言えるようになるのだから、自ずと大いなる学習意欲が湧く。)
<英語の即聞即答訓練文書教材作成ガイド>
3.1 日本語の独り言を文法書と辞書を使って御自分で英語に訳したものを佐野千遥が添削して作った英文独り言の各文の時制(例えば現在時制)を現在進行形、過去時制、現在完了時制、未来時制へと瞬時に書き変える訓練教材
不規則変化動詞の訓練
3.1.2 独り言の文を疑問文へと瞬時に変換する訓練教材。
3.1.3 独り言の文を否定文へと瞬時に変換する訓練教材
3.1.4 特に現在時制の場合、独り言の文の主語の人称を三人称単数へと瞬時に変化させる、また三人称単数以外に瞬時に戻して変化させる訓練教材、
3.1.5 独り言の文を受動態に瞬時に変換する訓練教材
3.1.6 独り言の2文を感覚動詞のSVOC構文(Cが動詞句の場合)に瞬時に纏める訓練教材
そのSVOC構文の文を受動態に瞬時に変換する訓練教材(不定詞の析出)
3.1.7 独り言の文を2つずつ組み合わせて、関係代名詞で結んで瞬時に一文にする訓練教材
色々な関係代名詞who、which、that、whoseとwhoの格変化形whom
先行詞を含んだ関係代名詞what
前置詞付きの関係代名詞 in which、on which、to whom, etc.
3.1.8 3.7で作った関係代名詞に導かれる関係節を、分詞に瞬時に書き換える訓練教材
その際、他動詞分詞と自動詞分詞の使い分けの訓練
逆に分詞表現を関係節表現に瞬時に書き換える訓練教材
3.1.9 独り言の1文に含まれる名詞に、別の1文を形容詞的用法の不定詞として追加して形容詞的修飾句の付いた表現へと瞬時に変換する訓練教材
3.1.10独り言の文に含まれる名詞の属性を示す形容詞を原級から比較級にして、比較対象の別の名詞を付加した文を作り、同等比較(as adj. as)表現を優等比較(..er than)表現に瞬時に変換し、否定同等比較(not so adj. as)表現を劣等比較(less adj. than)表現に瞬時に変換する訓練教材。
3.1.11 独り言の文に含まれる形容詞を原級から最上級(…est)にした文を作り、その最上級の文をそれと同意義の比較級構文(..er than any other ..)に瞬時に書き換える訓練教材
3.1.12 独り言の2文を日本語には無い従属接続詞(タイミング、条件、逆説等の看板を先に言う)のタイミングを表す従属接続詞when、as、since、条件を表す従属接続詞if、unless、逆説を表す従属接続詞though、although、理由を表す従属接続詞because、as、sinceを使って瞬時に1文に纏める訓練教材
主節が未来時制の時、例えwhen節の中を未来時制にしたい場合にも現在時制にしなければならない規則の瞬時の適用の訓練教材
3.1.13 従属接続詞ifを持った文を直説法から仮定法に瞬時に変換する訓練教材
その接続法に変換された文の時制を仮定法過去完了へと瞬時に変換する訓練教材
3.1.14 タイミングを表す従属接続詞when、as、since、条件を表す従属接続詞if、unless、逆説を表す従属接続詞though、although、理由を表す従属接続詞because、as、sinceで書かれた複文を、瞬時に分詞構文に書き換える訓練教材
逆に、接続詞が省略されてしまっている分子構文の文を、瞬時に従属接続詞を復活させた複文へと瞬時に変換する訓練教材
3.1.15独り言の2文を片方は主節、もう一文は目的を表す副詞的用法の不定詞(in order to do、 又は so as to do)に瞬時に変換して、瞬時に1文に纏める訓練教材
その副詞を表す不定詞表現を主節の主語と異なる主語を持ち込み in order for somebody to do、so as for somebody to do の形に瞬時に書き換える訓練教材
3.1.16 3.1.14で作った目的を表す副詞的用法の不定詞表現(in order to do、 又は so as to do)の文を、目的を表す従属節(so that)
3.1.17独り言の文を組み合わせて直接話法の文を作っておいて、その直接話法を間接話法に瞬時に変換する訓練教材
引用符内の言辞が現在時制、現在完了時制、過去時制、過去完了時制の場合に直接話法を間接話法に瞬時に変換する訓練
4 その即聞即答訓練テキスト教材を使って、教師がボイス・レコーダーに
4.1 書換え文法規則の指示
4.2 テキストの外国語文を読み上げる
4.3 指示に従って即言い換えるに必要な秒数のみのポーズ
(この音声教材を使っての訓練の際にはこのポーズの瞬間に即自分の音声で答えてみる)
4.4 指示に従って書き換えた答を読み上げる
4.5 4.3のときよりも流暢にその文を繰り返す為に必要な秒数のみのポーズを吹き込む
その外国語の全文法規則を網羅する「即聞即答訓練テキスト教材作成ガイド」に則って作ったこの音声教材は、その言語の全文法規則を抜け無しに網羅した音声教材となる。
5 参加者各人が自分の発音に自信が着いて来たら、自分のその即聞即答訓練の教材テキストを元に、自分の声で「問題文読み上げ、ポーズ、お手本解答読み上げ、ポーズ」をボイスレコーダーに吹き込む。
6 自分の声で吹き込んで全文法に付き出来上がった即聞即答訓練音声教材を仕事の邪魔にならない限り、日常生活の中で頻繁に聞いて、テキストを一切見ないまま、ポーズの間に即答える自己訓練を実施する。
以上のように「即聞即答訓練」は、その言語習得方法論理論は最も普遍的且つ強力であり、その具体的訓練教材は各個別個人に合致させた最もフレキシブルな物である。言語習得ツールの究極の理想像を示した物と言える。
1月31日「即聞即答訓練」速習独習語学講座への参加者の一人がその後で連絡して来て、私に次のように語った。
“最も普遍的な言語学理論に基づいた強力な外国語学習方法論理論を持っていて、尚且つ参加者各人の個人的自発的意欲を引き出すために、参加者各人が日常の仕事の事や個人的思索についての独り言を目標外国語に文法的に正しく翻訳し、佐野さんが添削した文集合を基に各参加者用に「即聞即答訓練」教材をボイス・レコーダー録音まで各参加者の為に個別に支援する「即聞即答訓練」方法論は外国語習得方法論として抜群です。”
“ところで現在日本の大学には、外国から多数の学生が詰めかけてきているが、日本の大学の側では、外国人学生達に英語でもって講義できる教授、准教授が殆ど居ないので大問題になっている。更に困った事には、講義を一方通行で辛うじて英語で遣る事ができる教授・准教授が僅かに居た場合にも、外国人学生が英語で質問すると、それを理解できず、当然、外国人学生と討論・議論できる教授・准教授は皆無に等しい憂うべき現状に有る。”
“だから佐野先生が「即聞即答訓練」方法論を使って、日本の大学教授・准教授が自分の専門分野の講義を英語で出来るように、そして議論能力も獲得できるように大学教授・准教授達を教育して上げる事が急務だと思う。”
その参加者がこのように私に語ってくれたので、私は1月31日以降に於いて文科省に対し、日本の大学教授・准教授の方々を英語で講義・質疑応答が出来るように「即聞即答訓練」で教育する提案を、人脈を辿って文科省に対し行った。しかし未だに返答は無い。私が日本国内に於いて、外国語教育の実績をもっと積む必要が有ると考える。
ヨーロッパに於いては、「或る外国語ができる。」と言った時には、議論において本国人が情け容赦ない勢いで捲し立てても、それに対し外国人が遜色なく捲し立てて対抗できる能力の事を言う。
日本人は外国語が最も苦手な民族であるという事は、国際的に定評となっている。その日本に於いては、大した努力もしないで大した労力もかけないで魔法のようなメトドロジー(方法論)を使ってみたら英語の言い回しが立ちどころに格好よく言えた自分に気が付き、「ああ、俺は英語が出来るようになったんだ!」と実感した、と言った語学教材の宣伝が脚光を浴びてしまう。日本国内のこのような語学教材で“達成した”“英語が出来るようになった”レベルでは、上述した大学教授・准教授達が自分の専門内容を英語で講義できる能力には遥かに及ばない事が明らかである。勿論教授・准教授にとって必要な議論能力は完全に遥か彼方の実現不可能な彼岸の物である。しかし日本国内に於いてはこのような程度の極度に低いレベルを最終目標としただけで日本に於いては語学教材会社のビジネスは成り立ってしまう。ヨーロッパでそのような最終習得目標が非常識な程低い語学教材を日本企業が作れば、語学の苦手な日本企業がこんな物を広告宣伝し売ろうとした、と物笑いの種に成る
共に資本主義体制であるが、ヨーロッパに於ける語学習得の目標と日本に於ける語学習得の目標との間には、このように天と地の違いが有る。
その日本に於いて、ヨーロッパに於ける、そして国際レベルでの語学習得の目標を実現する為のメトドロジー(方法論)が「即聞即答訓練」である。
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4月10日(金)水道橋にて第2回語学「即聞即答訓練準備講座」開催!!! !!ドクター佐野千遥
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